2017年上半期に読んで面白かったおすすめ小説ベスト5

2018年12月22日

こんにちは、フリーライターのしょうぶです。

僕は本が好き。

読書歴は13年ほどで、大学時代は年100冊くらいのペースで読み、社会人になってから半減したものの、今は年70冊くらい読んでいます。

エバーノートに書き留めている好きな作家は以下の通り。

以前に好きな小説として貫井徳郎さんの『慟哭』を紹介しましたが、その時々で面白かった本もざくっと紹介していきますね。

2017年上半期の5冊はこちら。



三島由紀夫 『潮騒』


迷うことなく、最も面白かったのは三島由紀夫の『潮騒』でした。

三島作品は過去に『金閣寺』と『仮面の告白』を読みましたが、難しくて文章もカッチリしている印象。それが潮騒で変わった。

新しい三島像を描くことができたという点で僕にとっては貴重な一冊になりました。


描写がそれはもう美しく、読後感もいい。

暴力や血が出てくるシーンはなくて、ちょっと悪そうな人も登場するけれど悲劇には発展しない。ほんとにきれいな物語。

僕は重くて暗い、衝撃が走るような作品を好む傾向があるけれど、たまにこんな真逆の作品を読むのもいいなと。

難しそうと思っていてまだ三島作品に触れていない人は、潮騒をそのきっかけにするといいかも。

読みやすいですし、自然や人間の体、労働の美しさを味わえます。

 

田康 『パンク侍、斬られて候』

ぶっとびますよ、この小説。

時代は江戸。主人公はめっさ強い剣客の浪人。世は腹を一心不乱に振りまくってみんなハッピーになろうぜ的な新宗教・腹ふり党が蔓延。

そこでバッサバッサと斬り合い、殺し合いが始まり。浪人とゆかいな仲間たちの現代風の会話がテンポ良く織り交ぜられる。

町田康さんの小説は10年ほど前にデビュー作の『くっすん大黒』や芥川賞受賞作の『きれぎれ』を読んだんですが当時はピンと来ず。パンク侍~でロケット噴射のように一気に好きになりました。

別に意味なんて求めてないっす。

確かに風刺も効いてるとは思うんですけど、ただただ面白いんですよね。

登場人物のキャラが立っていて会話は笑えるし。漂う不気味さもスパイスになっていて笑いに転化される。

この世、ほんとはめっちゃバカバカしいんかも。

疲れているあなたに勧めたい。よっしゃ、明日もやるかと笑いながらそう思える一冊。

 

川上未映子 『愛の夢とか』

僕の好きな作家・川上未映子さんの谷崎潤一郎賞受賞作。短編集。中でも『十三月怪談』が面白い。

川上さんの作品を読んでいると、脳をガシッと掴まれてぐわんぐわん揺さぶられている感覚があってとても好きなのだけれど、十三月怪談もそう。

僕たちの生きている世界って、自意識って、死後の世界って何だろう。そんなことが思われてぼうっとしてしまう、読後に浮遊感。

そしてぐっとくる。泣いたんだっけか。

 

中村文則 『A』

こちらも僕の好きな作家・中村文則さんの作品で短編集。

中村さんの重く暗い作風が好きで、でもまだ『A』は読んでいない。そんな人に勧めたい。

というのも、笑えるんです 中村さんの小説で!

それは『セールス・マン』と『体操座り』。中村さんの小説を何冊か読んだことのある人ならこの衝撃がわかると思う。

中村さんはお笑いが好きで、お笑い番組を見て執筆のモチベーションを上げるとインタビューで答えていたんですが(又吉直樹さんと仲が良いのは知られた話)、そのエピソードにうなずけます。

ユーモアのセンスもあるんだなあと『セールス・マン』と『体操座り』を読めばわかる。

 

MB 『ほぼユニクロで男のオシャレはうまくいく スタメン25着で着まわす毎日コーディネート塾』

メンズファッションバイヤー&ブロガーMBさんのファッション指南本。書かれていることをすぐに実践した実用書として僕にとって稀有な一冊。

面白いのは、ファッション本でありながら文章が多いこと(もちろん写真も多用されている)。

ファッションについてビジュアルだけでなく、文章によってロジカルに理解を促す攻めの姿勢にシビれました。実際にわかりやすい。

「ドレスとカジュアルは7対3の比率で」「首、手首、足首の3首は重要箇所」などとキャッチ―さを押し出しながらそれぞれの実例を具体的に紹介してる。

服にお金をかけずにおしゃれに見せたい人にお勧め。フリーライターの仕事着としても十分にイケるコーディネートが多いです。

僕は無印良品の「オーガニックコットン洗いざらしブロードシャツ」(2,980円)、ユニクロの「スキニーフィットテーパード」(2,990円)、パドローネの「ダービープレーントゥシューズ(黒)」(3万5千円くらい)を買った。

これからもこの本を参考に購入品を増やしていく予定。

MBさんはユーチューブ『ホリエモンチャンネル』にゲスト出演していたときに「おしゃれな人には選民意識がある。そんな人たちをぶっつぶしたい(ちょっと表現違ったかな)」といったようなことを言っていて、その男前意識にも惚れた。

ブログはこちら→http://www.neqwsnet-japan.info/
『日刊SPA!』でも連載されています。

本の感想を書くのは楽しい。

生真面目に裏付け情報を載せることが多いので、こんな風に「ざくっと楽しく」をテーマに書くのもいいですね。

本と映画とマンガと音楽。

これらがなければ僕の人生はとても味気ないものになってると思う。ほんと、いろんな人が素晴らしい作品を生み出してくれていてうれしい。

2017年上半期に読んだ本の一覧はこちら↓
https://www.evernote.com/shard/s64/sh/0997cbb5-b7f8-4837-9a88-e8ec5466d459/16476b2fc3f507774c2f34950aca8d42