感動するブログに初めて出合った 言語聴覚士が書くリハ物語に涙

2019年4月20日




ブログをフリーランスの武器の一つにしよう。

そう思いついてからいろんなブログを読んできました。

役に立つブログがありました。くすりと笑えるブログもありました。

読んだブログは優に50を超えると思います。

初めて、心が打ち震えるブログに、感動するブログに出合いました

言語聴覚士(ST)の水野江美さんが書く「ぱたからカルテ」です。

ぱたからカルテは「1000字リハビリテーションストーリー」を副題に掲げています。

STとして主に高齢の患者のリハビリに携わる水野さんが今までの経験に基づいて書いたフィクションです。

彼女とはツイッターを通して知り合いました。

あれ、なんで読んだんだっけ。

そうそう、彼女がリツイートした情報がぼくのタイムラインにきのう流れて来て、それをぼくもいいと思ったのでリツイートした。

そのときに彼女のタイムラインを見てトップにある「固定されたツイート」にこう書かれていたのでした。

リハビリテーションライターを名乗り始めて、何が書きたいのか何のために書くのか考えてきた。

さらっと読めて、じわっと感じられる読みもの。

あらゆる方向から見たリハビリテーションのリアルを書きたい。

何の気なしに読み始めたら、すごかった

10月16日から12月6日現在までに5本が掲載されていて、15分ほどですべて読みました。

取材に向かう電車の中。

気付けば、目に涙をたたえていました。

ちょっと待て。

疑い深いぼくは読んでいるときの自分がどうかしていたのではないかと思って、もう一度読んでみた。

やっぱり、素晴らしかった。息をするのが苦しくなった。

地と会話の文のバランス。会話文の語調。風景描写。

巧みでした。

そして何より、彼女の世界に対する眼差しが伝わってきました

一人の人間が世界を、人をどう見つめ、どう向き合っているのか。

生きることについてどう考えているか。

それらの「彼女」が、文章に、優しく、寄り添うように映っていた。

だから、感動したのだと思います。

ライターやブロガーが書く文章を読んでびっくりしたのは初めてでした。

素晴らしい文章に出合えた礼を伝えたいと、電車の中で彼女にダイレクトメッセージを送り、少し会話を交わしました。

想像はしていましたが、仕事で文章を書いたのは業務書類くらいとのこと。

当たり前のことですが、なりわいとして文章を書いてこなかった人の中にも書ける人はいるんですね。

ちょっと、へこんだ。

小説を読んできた人の文章だなと思って聞いたら、子どものころから本を読むのが好きらしく、今でも月に平均10冊は読んでいるそう。

にしても、完成度が高い。

とにかく、読んでみてほしいです。

「さらっと読めて、じわっと感じられる読みもの」というテーマ設定にずばり沿っています。

それと、個人的には、医療の情報にはこれからは「物語」が必要になると思ってる。

今はインターネットでたくさんの情報が手軽に手に入る。

画一的な“答えなるもの”を目にする機会も多いわけですが、「医療には絶対的な正解なんてないことの方が多い」とは医師や歯科医師から聞かれる話で。

「ぱたからカルテ」は医療の現場に携わる水野さんだからこそ書ける物語。

いろんな人がいるんだ、いろんなことがあるんだと知られることで、こわばっていた心が少しほぐれる人もいるかもしれません。

ぜひに。

こちらもどうぞ

「フリーランスはバカであれ」  カメラマン・大橋拓に聞くサバイバル術

「かわいい」と全国から共感の声 横田知佳さんが作るシアニードール

いろんなフリーランスを取材・紹介して、興味のある人の背中を押したい