フリーライターがホームページ制作案件に携わる3つのメリット

2019年6月9日

昨年2017年の12月に、ブログ経由で問い合わせてくれた人と一緒に仕事をしました。

問い合わせの返答のためにポートフォリオ(実績集)をまとめていたら、独立して1年10ヵ月の間にけっこうな数のクリニックのホームページ案件に携わってきたと気付いた。

その数、84(医科40、歯科44)

加えて動物病院2、整骨・整体院17、医療人材会社1。

100を超えるホームページ制作の取材とライティングを行ってきたことになります。

そこで今回は、フリーライターがホームページ案件に携わるメリットを紹介。


案件数が豊富で、報酬の下支えをつくれる

ホームページは今やほとんどの組織が持っているもの。制作会社1社と契約をしておくだけで報酬の下支えになります。

というのも、案件数が多いから。

例えば月刊誌では月に1、2本の依頼に限られますが、ホームページ制作会社では複数の社員がその会社が狙う業種に日々営業をかけており、成約すれば自ずと取材とライティングを行うライターが必要になります

ですから、ライターの評価が高ければ月に何本も依頼が来ます。ぼくは最多で月に10本依頼が来たことがあります。

ぼくは独立前に2社と契約を結んでフリーランス業をスタートさせましたが、そのうちの1社が医科と歯科のホームページを制作する会社でした。

運が良かったですね。

契約社数が少なかったものの独立当時からたくさん仕事を振ってもらえたので、収入的に生活に困ることはありませんでした。

業界について浅く広く知られる

今ではホームページ案件に携わる機会は減りましたが、独立1年目に積極的に仕事を受けていたのは収入を得ることはさることながら、知識を得ることも大きな理由の一つでした。

ホームページは情報量が多いですよね。

歯科で言えば、クリニックの概要や院長のキャリア、診療モットーの紹介以外に、「虫歯の治療」「歯周病の治療」「予防歯科」「インプラント」「入れ歯」「矯正歯科」などというように、多くの場合で6ページ以上はあります。

そのページの情報を全てライターが書くわけですから、必然的に多分野について浅く広く知っておかなければなりません

ホームページ案件に携わるほどに自然と知識が増えて、その知識がメディアの取材などにも応用できるわけです。

「医療ライター」と名乗る以上、どの球が来ても少なくとも前には打ち返したいので、独立1年目はたくさんホームページ案件に携わりました。

取材スキルとライティングスキルが高まる

HP案件の取材スキル=短時間で多くの情報を得る手際の良さ

ここで言う「取材スキル」とは、短時間で多くの情報を得る手際の良さを意味します。

先ほど話したようにホームページは情報量が多いので、各ページに盛り込みたいことをテンポ良く聞いていかなければなりません

これが結構、難しい。

医科で言えば「経鼻内視鏡って何ですか?」といった質問をしている暇はないわけです。

「経鼻内視鏡を使っている理由は経口時の嘔吐反射が起こる可能性をなくして楽に検査を受けられるようにするためだと思いますが、それ以外にはどんな理由がありますか?」といった、短時間でよりたくさんの情報が得られそうな質問をする必要があります。

取材する医師が「そうですね。それ以外には~」と答えれば、嘔吐反射のくだりにはイエスの考えを持っていることがわかりますからまずそれは書ける。

加えて~部分の情報もプラスできる。

予備知識を活用することと、取材の段取りを常に頭に描きながら取材する訓練を積めます

HP案件のライティングスキル=たくさん書く技術

ホームページは文章量が多いです。

1ページ千字とすると、6ページで6千字。メディア案件の2~3倍はあります。

ぼくが会社で記者をしていたころはWEBに比べてスペースが限られる紙媒体に記事を書いていたので、多い時でも2千字はいかなかった。1行12文字×150行=1800文字。

フリーランスになると3千字以上を書くときはざらにあるので、その意味でも特に文章量の多いホームページ案件を独立初期にたくさんやっておいて良かったと思います。

短時間でたくさん書く技術が高まりますし、文字数に対する労力の感覚が培われるので、新規のクライアントとの条件交渉の際にも希望する金額などを提案しやすくなります。

ぼくのイメージだとホームページ案件は原稿料がそう高くはないので、興味のある人は報酬以外に自分にとってのメリットが何かを考えて臨むと良いかもしれませんね。

それに、ライターの仕事として企業のオウンドメディア案件が増えている今、その土台となるホームページの文章を作った経験があれば役に立つでしょう。

医療以外だと、福祉や教育、士業(弁護士や税理士、行政書士)などは誰でも取材できる分野ではないのでニーズがありそうです。

ただ士業はAIが代替しやすい分野でもあるので、将来的に人が減るかもしれない。

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