「こまめに消灯すると電気代がかかる」は間違い キーワードは「7秒」

2018年9月5日

節電のためにこまめに消灯すると、逆に電気代がかかる?

3年前までぼんやりとこんな認識を持っていたんですが、果たして正しいのかと思い、調べてみました。

今ではあるルールに従って、照明器具を消灯しています。

ぼくが取り組んでいる節約方法もブログで紹介していこうと思うので、今回、改めて調べ直しました。


7秒以上、照明を使わないのであれば消す方が節電

まめに消灯するとかえって電気代がかかるというイメージのもとは、「照明器具が点灯するとき、点灯状態を維持するよりも大きな電力が必要」という認識があるからだと思うんですね。

調べたところ、これは正しいよう。

しかし、だからといって「小まめな消灯」=「電気代が増える」にはなりません。

結論を言うと、蛍光灯の場合、約7秒以上、その照明器具を使わないのであれば消した方が節電になるというのです。

蛍光灯の場合、オンから点灯までに2.2倍の電力が必要

科学の視点から展示やイベントなどを行う「日本科学未来館」(東京都江東区)が東日本大震災の発生を受けて開設したサイト「Case3.11」によると、照明器具のスイッチを入れると、蛍光灯が点灯するまでの間、3秒間にわたり消費電力が最大で通常点灯時の約2.2倍になるといいます。

サイトより引用

上の図のように蛍光灯をつけっ放しにした場合の消費電力を「1」(1秒間当たり1のエネルギーを使う)とすると、スイッチをオンにして点灯するまでの3秒間は消費電力が1秒当たり「2.2」となります。

つまり、点灯するまでにかかる消費電力は2.2×3=6.6になる。

これは、蛍光灯を6.6秒間つけっ放しにしたときの消費電力と同じですから、約7秒以上、照明を使わないのであれば消した方がお得になるわけです。

確かめてみましょう。

例えば「1分」という枠の中で考えた場合。

点灯してから1分間つけっ放しだった場合の電力量は60

点灯してから30秒経った後に消灯、その20秒後にスイッチをオンにした場合の電力量は

30+6.6+7=43.6

照明を使わない時間が20秒のときは、確かに消した方が電力が小さくなりますね。

※上記の「7」という数字は、再点灯してから上限の1分に達するまでの時間です(60秒-30秒―20秒―3秒)

消灯してから3秒後にスイッチをオンにした場合の電力量も見ておきましょう。

30+6.6+24=60.6

照明を使わない時間が7秒未満だと、つけっ放しの状況に比べて電力が増えますね。

蛍光灯だけでなく、白熱電球でもこまめな消灯で節電に

上記は蛍光灯の場合でしたが、白熱電球ではどうでしょう。

これもサイトに書かれています。

電球内のフィラメントを加熱して光にする白熱電球の場合は、蛍光灯よりも多くの電力が必要となるそう。

「フィラメントが十分に加熱されるまで約70ミリ秒間、最大で8~12倍の消費電力となる」といいます。

蛍光灯と同じように考えると、「約 0.8秒以上、照明が不要ならば消した方が節電だと計算できる」とのこと。

LEDではスイッチオン時の電力がほぼ変わらない

LEDは「スイッチON時の電力増分はほぼゼロといって良い」(同サイト)。蛍光灯と違って、使わない時間を気にせずに消すことができますね。

 


 

スイッチをオンにしてから点灯するまでに電力は増えるものの、照明はこまめに消した方が節電になる。

家庭での照明器具による電気代は冷蔵庫に次いで高いので、節電したい人は参考になるのではないでしょうか。

ぼくは居間からキッチンやトイレに向かう際、必ず居間の電気を消してから移動するようにしています。

最初は消すのをよく忘れていたんですが、繰り返していくと習慣になって、電気を消さないと気持ち悪くなりました。

ちなみに、経産省によると、2009年度における家庭電気代の割合は、冷蔵庫14.2%、照明13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%となっています(テレビの割合はどんどん減るでしょうね)。

経産省サイトにより引用

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