記者とライターの違いって? 両方を経験した現役フリーランスが解説

2019年6月5日

会社員時代は「記者」を名乗り、フリーランスの今は「ライター」を名乗っています。

ぼくは今までの経験から両者の違いを感じているんですが、これらの仕事や業界に縁のない人の中には「同じじゃないの」「よくわからない」と思っている人もいるのではないでしょうか。

自分なりに思うところを書きます。


会社員の場合、肩書は会社が決めるもの

前提として、会社員として仕事をする場合、「記者」も「ライター」も肩書は会社が決めるものです。

会社が「記者募集」として求人を出せば、入社後はそう名乗りますし、社内でもそう呼ばれます。自分で名乗っているわけですから社外でも「記者の●●さん」と呼び掛けられるでしょう。

「ライター」の場合も同様です。

記者とライターの共通点は「文章を書く」こと

記者とライターの仕事の共通点は、文章を書くことです。

文章を書く媒体や文章を書くまでのプロセスに違いがあるけですが、「文章を書く仕事」の印象が強いために混同しやすいのかもしれませんね。

記者は「取材して記事を書き、ニュースを伝える人」

その上で、両者の違いを書いていきます。

まず、記者について。

記者は「取材をして記事を書く人」です。人に話を聞いて、その情報を基にしながら、場合によってはインターネットや書籍、雑誌などの情報も参考にして、記事を書きます。

辞書では以下のように記されています。

記者

新聞・雑誌・放送などの報道機関で、取材したり、記事を書いたり、編集に携わったりする人―大辞林 第三版

会社員記者の場合、所属先は上記のように報道機関。

つまり記者は、「人に取材をして記事を書き、ニュースを伝える人」と言えるでしょう。

読者層は専門誌を除いて一般の市民であることが多く、そのために「読みやすく、わかりやすく伝える」ことが求められます

ちなみに新聞の場合、小学生でもわかる文章をテーマに掲げています。

記者として求められることは、わかりやすい文章を書くことはさながら、取材力であることが特徴。

取材によってニュースとなる価値のある情報を引き出すことが必要になります。

ライターは記者よりも広義、「原稿を書くことを生業とする人」

その一方、ライターは記者よりもより広い意味での書き手を指していて、「原稿を書くことを生業としている人」です。

ライター

文章を書くことを業とする人。執筆者。文筆家。著述家。―大辞林 第三版

ライターには、ぼくのように取材をして原稿を書いている人もいれば、取材をしないで原稿を書いている人もいます

記者が書く文章を「記事」、ライターが書く文章を「原稿」と使い分けているのは、微妙に意味が違うからです。

記事:新聞や雑誌などに報道されている文章

原稿:公表するものの基になる文章

取材をしないで原稿を書くケースには以下が挙げられます。

インタビュアーが取材した内容を基に書く
インターネットや書籍などの情報をリライトする
自分の経験などを基にコラムなどを書く

原稿を書く媒体が記者に比べてさまざまであることもライターの特徴です。

メディアやホームページ、広報紙を始め、講演会のスピーチ原稿や商品の説明書など、文章が書かれているものであればあらゆるものが対象になります。

このように、記者に比べてライターの意味合いは広いため、「ライター募集」とうたっている企業に応募する場合は、読者層や仕事の内容などを事前に確認しておいた方が良いでしょう。

フリーランスの場合はクライアントとコミュニケーションを図りながら、企業が想定している読者層や求めている原稿のテイストを把握して、案件によって取材や書きぶりを変えることが大切です。

総じて、ライターが書く原稿の方が商業文章の色合いが強くなるので、ジャーナリスト然とした人よりは、商売っ気のある人の方が向いているかな、とは思います。

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