【現役ライター体験談】ライター志望者に勧めたい転職会社「マスメディアン」レビュー

2019年6月29日

現役のフリーライターであるぼくは、タウン紙と新聞社の記者を7年経験してから独立しました。

新卒で入ったタウン紙の出版社、中途で入った新聞社ともに、会社が行う採用試験を受けて入社しました。

新聞社は転職をサポートする会社と提携していないので、会社が行う独自の試験を受けたわけですが、記者やライターを採用する会社の中には、転職エージェント経由で応募ができるところもたくさんあります

「中途で記者やライターになりたい」「ライターを抱えている企業を広く知りたいので、転職支援会社を利用したい」

今回はそんな人に向け、転職エージェントを利用するメリットや、その中でも記者・ライター志望者に勧めたい【マスメディアン】について紹介します。

ぼくは新聞社を辞めて独立するまで、医療を事業にする会社で8ヵ月間働きました。

出版社時代の先輩から誘われてのことだったのですが、その会社に行こうと決めるまでに自ら転職活動もして、転職支援会社も6社利用しました。

そのうちの一つがマスメディアンでしたから、同業他社と比較した上で特徴を伝えられると思います。

ちなみにぼくは当時の転職活動で3社から内定をもらい、マスメディアン経由でも内定を得ました

※すぐにマスメディアンに関する情報を読みたい方は、目次5の「マスメディアンってどんな会社?」をクリックしてください。


よく耳にする「転職エージェント」とは?

「転職支援会社」「転職サポート」「転職エージェント」…

社会人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

転職支援会社または転職エージェントはその名の通り、転職を望んでいる人をサポートする会社です。

※この記事では、転職を支援する会社またはその社員を「転職エージェント」の表記で統一します。

転職エージェントは求人情報をサイト上で紹介したり、担当者が個別に求職者と企業の仲介をしたりしています

下のような会社が有名どころですね。

リクルートエージェント 
パソナ 
パーソルキャリア(元インテリジェンス)(サイト名:DODA)
マイナビ
JACリクルートメント

転職エージェント利用の流れ

転職エージェントを利用する際の簡単な流れは以下の通りです。

1、転職エージェントが運営するサイトに必要事項を入力して会員登録する。

※転職エージェントを利用するにあたって費用はかかりません。

転職エージェントのビジネスモデルは、企業に紹介した人(応募者)がその会社に入社すると、応募者の年収の3割ほどが報酬として企業からエージェントに支払われるというものです。

2、転職エージェントの社員と電話または対面で面談をして、転職に関わる希望などを伝える。

3、担当者が自分に合っているだろうと思う企業をメールで伝えてくれる。

4、担当者から紹介された企業の中で応募したい会社があればその旨を伝え、選考がスタート。

5、通過・落選・内定などの企業からの情報、選考継続・内定辞退・入社希望などの応募者からの情報は基本的に全て担当者経由で相互に伝えられる。

転職エージェントを利用するメリット

次に、ぼくが転職エージェントを利用した上で実際に感じたメリットを紹介します。

自分が知らない企業を知られる

まず挙げられるのがこれです。

インターネットで検索をして記者やライターを募集している会社を見つけられたとしても、自力ではその数に限りがあります

募集しているものの企業がネットに情報を上げていなかったり、上げていても検索で上位には表示されなかったりするケースがあるからです。

せっかくなら、記者やライターを募集している会社を広く知って、その中から応募する企業を選びたいですよね。

そんなときに転職エージェントに数社登録しておけば、自力で探すことによる漏れを少なくすることができます。

実際にぼくが利用したときも、転職エージェント経由によって初めて知った企業が50社以上はありました。

企業に応募する際の手間を減らせる

応募する際の手間を減らせられることも大きなメリットです。

履歴書と職務経歴書のデータをそれぞれ一つずつ用意して転職エージェントに渡しておけば、あとはエージェントが応募する企業に送ってくれます。

応募する会社ごとにデータを用意しなくて済むほか、履歴書などを印刷したり、郵送したりする手間も省けます

面接日などの選考スケジュールもエージェントが調整してくれます。

※ただ、経験上、応募する職種や仕事ごとに職務経歴書を修正し、いくつかのパターンを用意しておいた方が書類選考通過率は高まると思います。

企業に言いづらいことも、エージェントが代弁してくれる

選考が進むにつれて悩むことも増えていきます。

そんなときに、自分の悩みを率直に相談できることも転職エージェントを利用する利点の一つです。

エージェントがいい人であれば、その悩みを聞いて、解消するための方法がないかを検討してくれます。

企業には直接聞きづらい条件面(休日や残業時間、給与など)について担当者が知り得る範囲でその会社の実情を伝えてくれたり、企業に聞いてみてくれたりします

応募するときと同様に選考や内定を辞退する際もエージェントが代わりに行ってくれます。

正直なところ、こうしたネガティブなことを代わりに伝えてくれるのもうれしいことで、転職活動における心理的な抵抗感が減ります。

転職エージェントを利用するデメリット

ぼくの場合、実感したデメリットは特にありませんでした。

自分一人で臨むよりも可能性が広がりますし、利用するのにお金はかかりません。

ただ、あえて挙げるとすれば以下のようなことは言えそうです。

選択肢が広がるため、自分の軸がぶれる可能性がある

転職エージェントを利用することでより多くの企業を知ることができますから、それぞれの選考を受けるか受けまいか、考える機会が増えます。

その中で危惧すべきなのは、自分の軸がぶれてしまうことです。

エージェントの情報に対して敏感に反応しすぎると、そもそも自分がしたかったことは何なのか、転職活動を行う上で大事にしていることは何なのかがぼやけてきてしまいます

と言いつつも、実際に選考を受けてその会社の一端を見てみないとイメージが深まらないのも事実。

「自分の希望と一致しているけれど、選考中に会った社員が何だか嫌な感じがする…」「希望とは微妙にずれているけれど、雰囲気が良さそうで予想していたよりも好印象」

なんてことはざらにあるんですね。

だからこそ、紹介してもらう企業はある程度幅を持たせても良いと思いますが、あまりに条件とかけ離れていて、内定をもらっても入社しなさそうなところに応募しても意味がない。

スケジュールが過密になったり、無駄に考えることが増えてしまったりして、自分の首を絞めることになりかねません。

その意味で、軸の全くない人が転職エージェントを利用するのは効率的ではないかなと。

ぼんやりとでも、転職活動や転職先における重要点を棚卸して優先順位をつけておくといいのではないでしょうか。

マスメディアンってどんな会社?

転職エージェントを利用するメリットとデメリットについて簡単に触れました。

ここからは、数あるエージェントの中でも記者・ライター志望者に勧めたいマスメディアンについて紹介します。

リクナビやマイナビは知っていても、「マスメディアン」の名を聞いたことのない人もいるのではないでしょうか。

ぼくも転職活動を行うまでは知りませんでした。一般への認知度が高くはないからこそ、この記事を書こうと思ったんですね。

宣伝会議グループのマスコミ特化型エージェント

マスメディアンは2001年に設立した転職エージェントで、「宣伝会議」のグループ会社です。

宣伝会議とは、『宣伝会議』や『販促会議』、『広報会議』や『ブレーン』といったマスコミ関係者や広報関係者などを読者に持つ雑誌の出版社です。

『宣伝会議』の創刊は1954年。2018年までに64年間も雑誌を発行し続けて来た地力のある出版社と言えそう。

現在では編集者やライター、コピーライターなどの養成講座を開催していることでも知られています。

中でも「コピーライター養成講座」では複数の著名人を輩出しており、作家の中島らもさんや林真理子さん、作詞家の阿久悠さん、歌手の佐野元春さん、映画評論家のおすぎさんなどが講座を修了しています。

マスメディアンはこうした宣伝会議の事業を生かし、「宣伝会議の人脈や情報ネットワークを最大限に活用してあなたの転職をサポートします」とホームページでうたっています。

設立した2001年から現在までに4万人を超える求職者を支援してきたそうです。

マスメディアンを利用して感じたメリット

マスメディアンを実際に利用したぼくが感じたメリットを伝えます。

同業他社がカバーしていないニッチな企業を紹介してくれる

自分でネット検索をしても見つけらず、さらに大手同業他社からも紹介されなかったニッチな企業を知られたことが大きなメリットでした。

「宣伝会議の人脈やネットワークを生かす」とはこういったことなのかもしれませんね。

マスメディアンからライター職希望のぼくに紹介されたのは、6ヵ月間(2014年10月~2015年3月)で24社。

主な企業のジャンルを羅列しておきます。

【マスメディアンからライター職希望者に紹介された企業の例】

[ライター]
•企業の広報誌・広告を手掛ける制作会社のライター
•教育系コンテンツを扱う企業のウェブライター
•エネルギー業界向け季刊誌のライター
•教育関連制作会社のコピーライター
•ファッション業界紙の記者
•求人メディアのライター
•医療系広告代理店のコピーライターアシスタント
•人材会社のライター
•自動車メーカーを主クライアントとする広告制作会社のライター
•健康系商品メーカーの製品解説を担うライター

[編集]
•医療専門誌の編集者
•政財界のエグゼクティブを読者に持つ雑誌の編集者
•地域情報誌の編集者
•ビジネス書を手掛ける出版社の編集者
•コンテンツ制作会社のウェブ編集者
•電機メーカー系列ハウスエージェンシー(広告代理店)の編集ディレクター
•印刷会社の編集デスク
•化粧品ブランドの広告制作・編集

[ほか]
•医療系の学会・イベントを企画・運営する企業のプロデューサー

「ライター」と一口に言っても、必要とする企業はさまざまにあることがわかります。

企業担当者が個別に求人情報を紹介してくれる

一般的に転職エージェントは求職者担当と企業担当とで役割が分担されていて、求職者には一人の担当者がつくことが多いです。

しかしながらマスメディアンは同業他社と違い、求職者個々の担当者がいません(ぼくが利用した時点の情報です)。

サイト上で登録をして最寄りの事業所で社員と面談をしたら、各企業を担当するエージェントから直接、企業を紹介するメールが届きます。

おそらく、面談をした社員を起点に社内で情報を共有し、各企業担当が「この転職志望者は自分が担当する企業に合っていそうだ」と思ったら連絡を取る仕組みになっているのでしょう。

こうした仕組みを採用していることで、転職志望者にとってはリスク分散ができるというメリットが生まれます。

他の会社であれば、自分を担当するエージェントが“外れ”であったときに、企業を紹介してくれないことがあるからです。

ぼくの場合は第一希望が医療に特化したライター職で、そもそも需要が少なかったので「希望にぴったりの企業は非常に少ない」と、どのエージェントも話していました。

それでも、第二希望である「ライター職」、第三希望の「編集職」を考慮して企業を紹介してくれました。

マスメディアンの一覧を見てもそれがわかると思います。

ところが、エージェントにやる気がなかったのか、ぼくが相手だとうま味が少ないと思ったのか、面談後にほとんど企業を紹介してくれないエージェントが2社ありました。

「希望の会社はほとんどありませんね」で終わり。

こんな場合でも、マスメディアンのような仕組みであれば判断は各々の企業を担当するエージェントに委ねられますから、全く紹介されないこということはありません

それに、企業担当者との直やり取りになるので、窓口を介する場合に比べて企業が発した情報とのギャップが小さくなる可能性もあります。

面接に同行してくれるなどサービスが細やか

サービスが細やかである点もマスメディアンの特徴です。

全てのケースでそうしているかはわかりませんが、ぼくの場合はエージェントが面接に同行してくれて、面接の直前に最終的な打ち合わせをしてくれました

面接の前に人と話すことでやっぱり緊張はほぐれますし、口頭で面接官のポジションやキャラクターなどを伝えてくれたこともうれしく思いました。

ぼくがマスメディアン経由で応募した企業は3社。2社は書類で落ち、残りの1社に内定をもらいました。

その会社に対しては「行かない」という決断を最終的にしたわけですが、ぼくの希望を受けて、最終面接の前に通常フローにはない社員との面談も設けてくれました

その上で内定を辞退したわけですから担当者には申し訳ありませんでしたが、辞退の意を伝えた際もそれまでと同様に気持ち良く対応してくれたことが記憶に残っています。

ライター志望者に勧めたい転職エージェント利用法

あまりに多くの転職エージェントを利用しても手続きや面談などの手間が増えるので、登録先は3~5社で良いかと思います。

仮に3社を利用するとして、ぼくが必須だと思うのは、先ほど挙げたマスメディアンとリクルートエージェント

最大手のリクルートエージェントはやはり抱えている求人数が多いですから、リクルート経由で浅く広くカバー。

そしてマスメディアンで、ニッチな企業の漏れを減らす。

「浅く広く」「狭く深く」を押さえておくのがポイントです。

残りの1社は気が向いたところで良いでしょう。上に挙げた企業を参考にしてみてください。

最後に伝えたい エージェントは代えられる

これは知っておくといいと思います。

エージェントがその人的に“外れ”だった場合、エージェントは代えられます。

ぼくのように希望条件と合う企業が少なかったとしても、同業他社のエージェントに比べて明らかに紹介数が少なすぎる、またはない場合は、電話またはメールで事情を伝えて担当者を代えてもらうと良いでしょう。

態度が横柄だったり、ビジネスマナーがなかったりする場合も。

転職エージェントを利用する際は、そもそも担当者経由で企業を紹介してもらわなければ転職活動が進みません。

実際にぼくの場合も先ほど書いた状況に直面しましたが、エージェントを代えてもらうことで好転しました。

「いやいや、紹介できる企業ちゃんとあるやん」

と突っ込みたくなるほどに他社と同じくらいには紹介してくれるようになり、新しい担当者から紹介された企業から内定をもらうことができました。

エージェントから紹介されない、エージェントと合わないというだけでその会社を切る必要はありません。

宣伝会議グループ「広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン」

「ライターとして手っ取り早く経験を積みたい」

そんな人は、「仕事を依頼したい人」と「仕事をしたい人」をインターネット上でつなぐクラウドソーシングサービスの利用をお勧めします。

副業としてライターの仕事をしたい人にも有効で、ぼくも会社員時代から独立1年目まで利用していました。

体験記はこちら。

ライター初心者が手っ取り早く経験を積める求人サイト3選【クラウドソーシングサービス】

関連記事

食えるフリーライターになる方法 元記者・現役フリーが実体験を踏まえ語る

フリーの取材ライターが営業せずに仕事を獲得し続けるブログ術【経験談】

ライター募集案件がわかる求人サイトまとめ【現役フリーランス推奨】