ライター初心者が手っ取り早く経験を積める求人サイト3選【クラウドソーシングサービス】

パソコンを手に考え込む女性ライター

「ライターとして経験を積みたいけど、何からやればいいかわからない」

「いきなりライターの仕事だけに専念するのは怖いから、まずは副業としてチャレンジしてみたい」

「とにかく手っ取り早くライターの経験を積みたい」

今回はそんな人に向けて、クラウドソーシングサービスの利用を勧める記事を書きます。

クラウドソーシングサービスとは何か
・クラウドソーシングサービスのメリット・デメリット
・ライターとして本当に成長したい人向けの活用法
・登録しておきたいクラウドソーシングサービス3選

上に書いたことが、今回の記事の概要です。

ぼくは会社員記者として7年間、経験を積み、2019年現在でフリーのライターとして3年が経ちました。

過去にクラウドソーシングサービスも利用していたので、「会社員記者」「フリーの取材ライター」「在宅ライター」それぞれの視点を織り交ぜながら「これが大切!」と思うことが書けるはず。

ぜひ、参考にしてみてください。


クラウドソーシングサービスとは

クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で「仕事をしたい人」と「仕事を依頼したい人」をつなぐサービスです。

数年前から爆発的に利用者が増えていて、ライター初心者の入り口としては既にオーソドックスなものになっています。

企業との直接契約に比べて原稿料が低いことがネックの一つですが、ネット上で仕事が完結するため、「手っ取り早くライターの仕事をやってみたい」「副業として空いた時間に書きたい」人にはありがたいサービスだと言えるでしょう。

クラウドソーシングサービスのメリットとデメリットをまとめたので参考にしてみてください。

クラウドソーシングサービスのメリット

家にいながらできる

クラウドソーシングサービスはインターネット上で仕事の受発注とその後のやり取りを行うので、パソコンさえあればOK。

家にいながら仕事ができるため、子育てや介護、病気などのために外出の難しい人でも利用しやすいことが大きなメリットです。

実際に、ぼくがツイッターでつながっているライターの中にはこういった人が少なくありません。

無料で利用できる

登録は無料なので、手軽に始めやすいことも利点です。

副業としてライター業を始められる

これはぼくが実感したこと。

ぼくは独立前後にクラウドソーシングサービスを利用していたんですが、やっぱり会社に勤めながらライターを欲している企業と直接契約を結び、継続的に取材活動をするのは難しいんですよね。

ぼくは独立前の時点で2社と契約を結び、仕事が終わった後や休日に取材をしていたので、やれないことはない。

やれないことはないんですけど、やりづらいのは確かでした。

ぼくが取材できるタイミングが非常に限られますから、クライアントも案件を振りにくかったようです。

そんな中で、すきま時間にやりやすいのはクラウドソーシングサービスでした。

会社の昼休みに、仕事を終えた後に、休日にこつこつと書いていました。

「ライターに興味があるけど普段は異業種の会社で働いているからどうしよう」

そんな人は早々に登録することを勧めます

クラウドソーシングサービスのデメリット

原稿料が安い

これはデメリットの筆頭ですね。

安い。

ぼくがやったことのあるライティング案件の文字数と報酬は、

・1000文字 1,749円(1文字1.74円)
・1500文字 2,160円(1文字1.44円)

これはそんなに低い方ではなく、1文字0円台の仕事がたくさんあります。

注意したいのは、上の金額はクライアントが払った金額であり、ライターが受け取った金額ではないこと。

クラウドソーシングサービスは仕事を仲介するサービスですから、仲介手数料が発生します

ぼくが利用していたクラウドワークスでは、10万円以下の報酬に対して20%の仲介手数料が差し引かれるので、上の案件でいえば、ぼくが実際に受け取った報酬は1,399円と1,728円でした。

文章力が伸びにくい

例外はあり得ますが、クラウドソーシングサービスだけで仕事を受けて書いている場合、文章力は伸びにくいでしょう。

文章がうまくなるためには、

・文章をたくさん読む
・文章をたくさん書く
自分の文章のダメなところを指摘してもらう
本や映画に触れてたくさん感動する

この4つが必要でどれも外せないとぼくは考えていますが、クラウドソーシングサービスだと3番目の「自分の文章のダメなところを指摘・添削してもらう」機会が落ちます。

厳密にいうと、「編集者やデスクとしての経験が豊富な、文章をちゃんと見れる人」に指摘してもらうことが重要

しかしながら、クラウドソーシングサービスを利用して仕事を発注している企業の中に優秀な編集者がいるケースは少ないんですよね。

優秀な編集者は出版社や新聞社にいることが多く、これらの会社はクラウドソーシングサービスを利用せずにライターと直接契約を交わしていることが大半です。

ウェブの世界で「編集者」を名乗る人は増えていますが、ぼくの経験で言えば、1社を除いていい編集者のいるウェブ会社とはまだ出合っていません。

その1社は、「エムスリー」という、日本の医師に最も読まれている医療メディアを運営している企業ですが、ここの編集部は元大手の新聞社や出版社の記者・編集者で構成されているので、紙媒体出身です。

過去にも書きましたが、ウェブにはまだいい編集者が少なくて、そもそも、「メディア」とは名乗っているものの編集者がいない会社もあります。

「ライターは書けなくていい」<「書ける人は貴重」 背景に編集者不在メディアの増加

クラウドソーシングサービスを利用する企業の多くはウェブメディアまたはオウンドメディアを運営する一般企業なので、クラウドソーシングサービスだけを利用していては自分の欠点を指摘される機会が少なく、または指摘されたとしても的外れで、文章が上達しないまま書き続ける状況に陥ってしまう可能性があります

駒として利用されやすい

クラウドソーシングサービスを利用する企業の多くは要するに、グーグルに評価されたい企業です。

自社が運営するメディアがグーグルから高い評価を受けることで検索順位が上がり、検索順位が上がると読者が増えるので、広告収入や自社サービス・商品の購入者が増えます。

結果、会社の収益が上がります。

グーグルが評価するメディアというのは、質の高い記事がたくさんあるメディアです。

現在はアルゴリズムの変更により、数よりも質が重視されやすい傾向にあると個人的には思いますが、それでも「記事はたくさんあった方がいい」と大半の企業は考えているでしょう。

つまり、安い労働力(書き手)がたくさんほしいわけですね。

だから、急成長しているクラウドソーシングサービスを利用して門戸を開いている。

「報酬が低すぎる…」
「企業からのレスが遅い」「返事が来ない…」

ツイッターでこんなつぶやきを見たのは1度や2度ではありません。

「一人の書き手として尊重されない」「駒として使われている感じがする」

こんな思いを抱く可能性があることは知っておいた方がいいと思います。

これは初心者であれば仕方がないことで、ぼくも会社員として記者をしていたころはゴリゴリにやられました。

本当に成長したい人向けの活用方法

ライターとして本当に成長したい人は、クラウドソーシングサービスだけに依存せず、編集者のいる企業と直接契約を結んで仕事をすることが必須だとぼくは思います。

いい編集者と出会えるかは時の運ですが、クラウドソーシングサービスだけで仕事をしているよりは成長できる可能性は高まるはず。

下の流れはお勧めですよ。

クラウドソーシングサービスでライティングの経験を重ねる。取材案件にも挑戦する。

「これは!」と思う記事を3本集める。

それらをポートフォリオ(実績集)にまとめて企業に営業。直接契約を結ぶ。

ぼくもこれに近いことを行ったことがあって、クラウドソーシングサービスで書いた記事をポートフォリオの一部に組み込んで営業したところ、直接契約に成功原稿料はすぐに10倍に跳ね上がりました

10倍と言っても1本2万円で、ぼくは2019年5月現在で1本5万円以上の仕事をすることが多いので、それからすれば半額以下ですが、クラウドソーシングサービスの報酬感からすれば高いことに変わりはありません。

お勧めクラウドソーシングサービス3選

クラウドソーシングサービスの長所と短所を書きましたが、要はとにかくやってみることが大切。

まず書いてみること。書けばそれは実績に変わりますから。

書いて、反省点を見つけて、次の案件に生かして。

これらを繰り返しつつ、営業戦略を練りつつ、ステップアップを図っていくことが重要ではないでしょうか。

ライター未経験の人にとってこうした過程の起点をつくりやすいのがクラウドソーシングサービスです。

現在は何十社と事業展開をしている会社がありますが、無料とはいえ何社も登録するのは面倒だと思うので、まずはこちらの3社に絞ってみるといいでしょう。

ランサーズ

クラウドソーシングサービスの最大手です。

他の会社に比べると案件数が圧倒的に多く、ツイッターでつながっているライターの多くはランサーズを利用しているそう。

ランサーズ

クラウドワークス

「ランサーズと並ぶ大手クラウドソーシングサービス」と言われる会社です。

前に書いたように、ぼくもこちらで仕事をしていました。

まずは案件の多いランサーズとクラウドワークスに登録するといいでしょう。

クラウドワークス

サグーワークス

ぼくは5社以上10社未満の会社に登録していましたが、3社に絞るとすれば、大手2社とは肌色の違う企業を選ぶと思います。

ライター特化型のサグーワークスはいいかもしれませんね。

サグーワークス

ライター案件に特化しているが故に、自分に向いたニッチな案件があるかもしれませんし、それに加えてこの会社は「プラチナライター」という制度を設けているのが特徴。

会社が用意したテストに合格するとプラチナライターに認定されて、サグーワークスの中でも高単価の案件に挑戦できるそうです。

ライターとして少し経験を積んでからステップアップの手段として活用するといいかもしれません。

【プラチナライター】

それと、この企業は現在、「編集者」を募集しているそう。

「編集者」と一口に言っても仕事はまちまちですが、サグーワークスの場合は記事テーマと記事構成の企画が主な仕事だそう。

おそらく選考の上で採用されるかどうかが決まるのでしょうが、クラウドソーシングサービスではライティングに比べてこういった仕事の募集は少ないのである程度の経験者にとっては狙い目だと思いました。

ライターとしても視野が広がるのでは。

編集者・取材ライター募集!
※現在、「取材ライター」は募集していないそうです。

関連記事

今回は「ライター未経験者が手っ取り早く経験を積む方法」をテーマに書きましたが、過去に「食えるフリーライターになる方法」「ライターとして成長する方法」をテーマにした記事も書いたので読んでみてください。

食えるフリーライターになる方法 元記者・現役フリーが実体験を踏まえ語る

ライターとして成長したい人は企画から携わる仕事を始めた方がいい【経験談】

最後に、ライターとして早く成長する方法も伝えますね。

クラウドソーシングサービスは確かに便利です。今まで書いてきたように手っ取り早くライターとしての経験を重ねられます。

しかしながら、クラウドソーシングサービスの普及とともに在宅ライターが爆発的に増えたため、ライバルが多いのも事実。

さらに上にも書きましたが、いいデスクや編集者に鍛えられていないケースが多いため、文章が上手な人は非常に少ない。

これはあくまでもぼくの印象ですが、ツイッターやブログを通してクラウドソーシングサービス利用者の文章を読むにつけて感じることです。

そんな中、ライターとして早く成長したい人に最も勧めたいのが、記者やライターとして働ける会社に入社すること

業務委託やクラウドソーシングサービスの場合、仕事を依頼する企業としてはライターを育てる必然性が低いですよね。

代わりはいくらでもいるので。

その一方、記者やライターとして会社に所属していれば、利益を上げるために会社は社員を育てる必要があります。

みっちりと先輩からしごかれるので成長速度はこちらの方が圧倒的に上、というのがぼくの考えです。

会社員記者として経験を積んでいなければ、ぼくはおそらく独立2年目から営業しなくてよくなったり、継続依頼が見込め、かつ、ぼくが「また一緒に仕事をしたい」と思った人からのリピート率が100%だったり、という結果は出せていなかったでしょう。

ですから、下の記事で紹介しているような転職支援会社から企業を紹介してもらいつつ、クラウドソーシングサービスですきま時間にライティングの仕事をしつつ、といった合わせ技で活動してみるのも手です。

参考にしてみてください。

【現役ライター体験談】ライター志望者に勧めたい転職会社「マスメディアン」レビュー